JR神戸駅、高速神戸駅、眼科、緑内障、網膜症、神経眼科、生活習慣病、糖尿病眼科いのうえクリニック

テクノストレス眼症

テクノストレス眼症(IT眼症)とは

パソコンやスマートフォン、テレビゲームなどの情報(IT)機器は現在では生活必需品になっています。
しかしIT機器に囲まれた生活をしていると目、身体や心に不調が起り、テクノストレス眼症またはIT眼症と呼ばれています。
VDT症候群と言われたものと同じです。近年のライフスタイルに伴い子供から大人まで増え続けている目の生活習慣病です。

症状

目の症状
しょぼしょぼする、乾く、涙がでる、痒み、まぶしい、ぼやける、目の奥が痛い、疲れやすい
身体の症状
肩こり、首や腕の痛み、手指のしびれ、 腰痛、頭痛
心の症状
イライラ、不安感、不眠、抑うつ状態

原因

対策

①環境、姿勢
室内照明や画面の明るさを調節し、画面との距離は40㎝以上に、視線はやや下向き、室内の乾燥に注意しましょう。
スマートフォンの使用は強い前傾や横たわり姿勢でなく、歩きスマホはやめましょう。

 

 

②使用時間
1時間毎の適度な休憩を、画面から出るブルーライトは目や身体に負担をかけるので夜間や暗い所では避けましょう。
体内時計の変調を起こさない様に寝る前の使用は控えましょう。

 

 

③自律神経のバランスを保つ
朝にブルーライトを浴びると目覚め、日常活動が始まります。自律神経の交感神経(活動モード)が動きだします。IT機器作業は活動モードが全開た状態です。
適度の休憩や軽い運動は休憩モードが強くなり目も身体もリラックスしす。腹式呼吸では眼の緊張はほぐれ涙の分泌は増加します。夜の睡眠もっともリラックスした休憩モードです。深夜のIT機器は控え、心地よい眠りを確保し、生活習慣を整えましょう。

 

 

④子供と赤ちゃんの目を守る
長時間のIT機器の使用は睡眠不足や屋外での活動が減り、近視の増加につながります。最近太陽光が近視の進行を抑えることが明らかになってきました。成長期の子供では日中に十分光を浴び、夜間はIT機器からのブルーライトを避け良好な睡眠を確保しましょう。
子育てアプリの使用や長時間のメディア機器を見ていては、赤ちゃんの安心感、親子の会話や体験を共有する時間がありません。2歳まではIT機器の接触を控へ、親子が共に育つ大切な時間をもつ事が大切です。

 

治療

①目に潤いを与える目薬、目の緊張をとる目薬
②涙の排出を減らす涙点プラグ
③目を温める

 新陳代謝促進
 涙を覆う油の増加
④メガネやコンタクトレンズは度数の合ったものを使いましょう。

 

まとめ

IT機器に囲まれた目はドライアイで疲れています。子供も大人も日頃から予防と対策に努めて目をいたわりましょう。
症状が強く長引く時は、早めに治療を開始しましょう。